胃ポリープがあるときの食事について
胃ポリープは、度重なる胃炎などによって部分的な刺激が起こった場合などに現われてきます。
この病気は自覚症状が生じてこないことが多く、たまたま受けた胃カメラ検査などで偶然発見されることが多いのです。
胃ポリープは、ほとんどが良性とされていますが稀に悪性の場合もあるため、組織を一部取って確定診断を受けておくことが大切になります。胃に出来たポリープは、未だ小さいうちであれば内視鏡で簡単に切除することができます。
最近では組織検査も兼ねてポリープを切除してしまうケースも増えているのです。
万が一悪性の場合でも、ポリープにがんが止まっている場合には部分的な切除だけで治療が完了することもあるのです。
いずれにしても、ポリープが見つかった場合には、放置せずに専門医の診察を受けることが大切になります。
最近の胃の内視鏡検査の場合には、以前に比べて苦痛も大分緩和されているため臆せずトライしやすいのです。
後の対策を立てるためにも早めの検査が必要になります。
検査で胃ポリープがあると分かった場合には、とりあえず経過観察などが選択されることも多いです。
こういった経過観察中は、出来るだけ食事にも気を配ることが大切になります。
胃酸を増やすような食事や胃に負担をかけるような食事は基本的に控えるべきなのです。
従って、刺激の強い激辛食品や脂分の多い食品、甘いものなどは極力避けた方が良いと言えます。
アルコール類の摂取も控えることが望ましいのです。一方、適した食品としては豆腐や卵などの消化の良いものが挙げられます。
胃の粘膜をいたずらに刺激しない食品を多くとることが、状態を悪化させないためのコツとなるのです。
胃を保護する働きを持つ乳製品の場合には、積極的に取って問題ないとされています。
この場合にもヨーグルトなどの脂肪分の少ない食品が、ベストとなるのです。また、普段飲むドリンクメニューにも気を配ることが必要です。
強いカフェイン飲料などは避けて、ハーブティなどを飲むようにすると胃に負担をかけなくて済みます。
