大腸ポリープ切除後の飲酒

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最近は日本でも大腸がんの患者が増加傾向を示しています。
日本は塩分の食事が多かったということで胃がんが圧倒的に多かったのですが、食事の中身が欧米化するにつれて肉を食べることが大腸がんが増えている原因と言われています。
最近の報道では日本人の男性に限ってはがんの死亡原因の一番が胃がんから大腸がんになったということです。大腸がんは転移のしやすいがんですから早期の段階で切除をしなければなりません。
大腸ポリープが大きくなるとがんに変質する可能性があるので大腸ポリープは早い段階で発見して切除することが重要です。
一定の年齢に達したら通常の健康診断に加えて大腸のファイバースコープによる検査をする必要があります。ファイバースコープの検査をするためには腸の中をきれいにする必要がありますので、検査の前日から消化の良い食事をしたうえで下剤を服用します。
検査の当日は大量の下剤を溶かした水を飲んで大腸の中をきれいにしたうえで検査を受けます。

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ファイバースコープの検査では大腸の中のポリープを見つけるとその場でレーザーメスによるポリープの切除を行うことが一般的です。
大腸ポリープ切除後の飲酒については切除の後の状態によっても異なりますが、アルコールは血液の流れを促進させる働きがあるので切除後すぐに飲酒することは非常に危険なことになります。
したがって医師の指示を聞いて一定期間は飲酒を控えなければならなくなります。
特に切除後に出血してクリップで止血した場合には禁酒期間が一週間以上となることが多く見られます。
ポリープが比較的きれいに切除できた場合には出血もありませんし、切除跡もきれいになっているので一日程度の禁酒ですぐに飲酒できる場合もあります。
大腸のファイバースコープ検査を受診する際には大腸ポリープを切除することを想定して検査日のすぐ後には飲酒することがないという時期を選択することが重要です。
いずれにしても切除の状況によって対応が異なりますので医師の指示に従うことになります。

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