子宮内膜ポリープの手術は時期を見計らうことが大切なのです
体に出来る数あるポリープの中でも多いのが、女性の子宮内膜ポリープです。
子宮内膜ポリープは子宮の内膜と呼ばれる粘膜から発生するポリープで、場合によっては内膜全体に多発することもあります。
このようなケースの場合には、手術を行う上でも一定の注意が必要になるのです。
子宮内膜ポリープは再発することもあるため、手術の際にはその芽までを確実に取り除くことが良しとされています。
ですが、子宮内膜に厚みがあると、すべての部分を取り除くことが難しくなってしまうのです。
従って、この病気の手術をする際には時期を見計らうのが一般的です。子宮内膜が一番薄い時期を狙う訳です。
子宮内膜は、一定のリズムに沿って徐々に厚くなり生理が起きると剥がれ落ちていきます。
このようなサイクルの中では、特に生理の直後や排卵が起きる前までの期間が、手術に最も適した時期となるのです。
子宮内膜が薄ければ、ポリープもより正確に取り除くことが可能になります。
また子宮内膜ポリープは妊娠にも影響を与えることから、結婚予定がある場合には早い時期に取っておくことが必要になります。
術後は感染症などを予防するために一定期間の安静が必要になるため、妊娠のためのスケジュールを考えて治療を受ける必要が出てくる訳です。この手術は比較的短時間で済むことが多く、妊娠予定のある方の場合先延ばしにするメリットは余り無いと言えます。
このような婦人科疾患の治療の場合には、女性の体のリズムに沿ったペースで進めていく必要があります。体のリズムはちょっとした問題で乱れることが多いため、治療に際してはその都度ベストな時期を見計らうことが求められるのです。
子宮内膜ポリープは、症状が進むと不正出血や生理時の出血量が増えるなどの症状が現れることがあります。
こうなると、貧血など他のトラブルも起こりやすくなるため、まだポリープが小さいうちに治療しておくことが後の症状を抑えるためにも役立つのです。スポンサーリンク
