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癌化の可能性が低いのが胃底腺ポリープです

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胃に発生するポリープの中でも良性と考えられているのが胃底腺ポリープです。
この胃底腺ポリープの場合には将来的な癌化のリスクも低いとされており、検査で発見されても特に治療の必要がないのです。
従って、そのまま様子を見ることが多いと言えます。
胃底腺ポリープが発生する胃には、他のポリープの場合に見られるような胃の萎縮状態が確認されないことが多く、ほとんどのケースでピロリ菌感染も陰性です。
従って、他の異常が見当たらない場合には経過観察も行われないことがあります。
胃のポリープは、大きく分けてこの胃底腺ポリープの他に過形成ポリープと腺腫の2種類があります。
過形成ポリープと腺腫の場合には胃の粘膜に萎縮が見られることも多く、場合によっては組織検査や切除の対象となるわけです。
特に腺腫の場合には、現時点では良性でも将来癌化する可能性があることから、予防的な切除が行われることが多いと言えます。
また、これらのポリープではピロリ菌感染も比較的多く見られるのです。

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癌化の心配のない胃底腺ポリープの場合にも、一定の自覚症状が起こることはあります。このポリープがある方は、一般的に胃酸の分泌が盛んであることが多く、胃の上部の痛みやげっぷ、胸焼けなどが生じてくることがあるのです。
このような症状がある場合には、その都度胃酸を抑える薬を処方してもらうことで問題なく過ごすことが出来ます。
このポリープは比較的若い女性にも発症する傾向があり、検査で偶然発見されるケースも多いのです。
胃のポリープは、通常大きさと癌化の可能性を考慮して治療方針が決められます。
未だ小さいうちであれば、経過観察で過ごすことも可能です。最近では内視鏡を用いて部分的な切除が出来るようになったため、余り体に負担をかけることなく治療が進められます。
ピロリ菌検査も普及しており、症状によっては健康保険の適用で感染の有無が調べられるのです。胃のポリープは早い段階であれば、かなりスムーズに治療が出来ると言えます。

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