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胃のポリープの種類と悪性化する確率

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胃のポリープは、その形状によって3種類に大別されています。

 

まずは胃底腺ポリープで、これは3種類の中でも特に症状が軽いものとされています。
直径は数ミリほどですし、大きく膨らみません。
40歳頃の女性の多くにできますが、自覚症状は特にありません。
放置しておいても悪性化することはなく、むしろ自然に消えることもしばしばあります。

 

次に過形成性ポリープですが、これは放置しておくことで徐々に大きくなっていき、最終的には3センチほどになります。
大きくなる分、表面が食べ物や消化液の影響を受けて傷つきやすく、しばしば出血を起こします。
また、そのダメージからの回復の過程で、低確率ではありますが、悪性化することもあります。

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そして最後に胃腺腫ですが、これも徐々に大きくなっていきます。
しかもこれは、大きくなる過程で悪性化する確率がどんどん高くなっていくポリープです。
そのため胃カメラなどで発見された際には、念のために粘膜が切除されることが多いです。
2センチを超える大きさの場合、その50%に粘膜からがん細胞が発見されています。

 

このように胃のポリープは、種類によって特徴や悪性化する確率が大きく異なっているのです。
そのため健康診断などでごく小さなものが発見された場合には、その後どのように変化してくのかを、定期的な検査によって確認することが大事です。
問題がありそうな場合には、切除することでがんの発症を防ぐことができます。
既に発症していた場合でも、早期のうちに治療を開始することができるのです。

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