胆嚢ポリープについて
ポリープといえば、胃腸に多く起こるもののイメージがあるかと思うのですが、胆嚢という器官にもポリープが出来ることがあります。
胆嚢ポリープといってあまり馴染みがなくわからないというかたもいらっしゃるかと思います。
胆嚢ポリープの説明を行う前にまずは胆嚢と言うのがどのようなものなのかを把握する必要がありますので、説明をしたいと思います。
胆嚢というのは、肝臓で作られた胆汁を貯める為の袋のことを指すのですが、肝臓は胆管というくだでつながっています。
そして、そのくだの横にあるのが胆嚢になります。
さらに、十二指腸に溜まった胆汁を送り出す役割をもっています。
胆汁というのは、食べ物が胃から腸に送り出された際に、消化の手助けをするために送り出されるものです。
そして、この胆嚢と言うのは、ご存知の方も多いかと思うのですが、「胆石、胆管ガン、胆嚢ガン」というような症状を起こすことがあります。
胆嚢ポリープというのは、胆嚢の袋の中でできるものを指します。
主に発見されるのは、健康診断や、人間ドックを受けた際の超音波検査と行ったものがほとんどになります。
またこの胆嚢ポリープはほとんどが良性な事が多いです。
しかしながら、このポリープが大きい場合にはガンの可能性が高いといえます。
胆嚢ポリープというのは種類があり、「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に分けられます。
「腫瘍性ポリープ」は、胆嚢の内側の粘膜細胞が増殖してできるものです。良性と悪性があるのですが、これらができる原因というのはわかっていません。
次に「非腫瘍性ポリープ」ですが、別名「コレステロールポリープ」と言われることがあります。
コレステロールポリープは、胆汁に含まれるコレステロールが胆嚢の粘膜にくっ付くことでできます。
このコレステロールポリープはがんになることはありません！
上記にもあるように、健康診断や人間ドックで発見される事がほとんどであるように、ほぼ、胆嚢ポリープがあるからと、体に症状が現れることはありません。
しかしながら、胆嚢ポリープがガンの場合には、痛みや、体重減少といった症状が出ることがあります。
検査に関しては、超音波検査を行うことがほとんどです。
これによってポリープを調べるのですが、大きいものに関しては、がんの可能性も否定ができないため、精密検査を行うことでさらに細かく調べます。
個人差によりポリープが出来やすい体質と行ったものがあるのですが、大きさにより定期検査をおこない、早期に胆嚢がんを発見しリスクを軽減すると言うことがあります。
胆嚢ポリープについて記事一覧
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